ハザード付左ハンドルスイッチ【XJR】

はじめに

別の記事で、カワサキ・ゼファー用の左ハンドルスイッチを使ってIII型用のハザード付左ハンドルスイッチを作る方法を掲載していますが、ここではXJR400用左ハンドルスイッチを利用して同様のカスタムをする方法を書きたいと思います。
・・・が、結果から言いますと、XJR400のハンドルスイッチを利用するのはあまりお薦めしません。

ゼファー用のスイッチを使った場合、ウィンカリレーを交換して、コンバート用ハーネスを製作するだけででき、もとの左スイッチには何の手も加えなくて良かったのですが、XJRの物を利用するとなるとそれに加えて、

  1. 直接スイッチ側の配線を加工する必要がある。
  2. そのままではメインハーネスに届かないので全てのコードを延長する必要がある。
  3. 110型9極カプラ(オスのみ)を別途用意する必要がある

…等の行程が必要になります。
ですので、特にXJRのスイッチ形状が気に入ってるとか、たまたまそれを持っていたということでなければ、ゼファーのスイッチを利用するほうが楽です。
また、XJR400用の左ハンドルスイッチは、形状が違う2種類のスイッチがあるようです。
ヤマハのホームページに掲載されているパーツリストを見比べても、それぞれのスイッチがどの車種のどの年式に付いている物なのか確認できませんでした。
データによっては「XJR400R2」用と記載されているものもありましたが、まだはっきり分かりません。
それぞれの写真も掲載していますので、入手したスイッチの形状と見比べて工作を行ってください。
以下、各タイプの工作法を記載しますので、手元にあるスイッチに応じた工作を行ってください。
XJRはヘッドライトが常時点灯型なので、各タイプとも一緒になっているヘッドライトの配線を独立させる工作を行った後、各コードを必要な長さに延長するという行程になります。
なお、製作に入る前に、ウィンカを4灯同時点灯できるようなウィンカリレーに交換しておいてください。

 

XJR400 左ハンドルスイッチ【タイプ1】

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ヤフオクで落札したXJR400(平成5年式、車台番号4HM-008***)の左ハンドルスイッチ(中古)です。
ヤマハの公式HPで部品番号を調べたところ、XJR400とXJR400Rの左右のハンドルスイッチは同一のようです。

型式:4HM1〜4HM9、4HMA、4HMB
部品番号:
4HM-83969-20 スイツチ,ハンドル5(左スイッチ)
4HM-83975-11 スイツチ,ハンドル2(右スイッチ)

コードの切り分け

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まず、用意したXJR用のスイッチハウジングの保護チューブを根本部分から約5cmの位置で切開します。
そして、その中にあるコードのうち、『赤黄、白=黒白、赤黄』の4本連結されているコードを取り出し、そのうち、白のコードを写真の位置で切り離します。
黒白のコードは使わないので切り取ってしまいます。

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切り分けた白コードを太さ0.75sq〜1.0sq程度の適当なコードで延長します。(この白コードはヘッドライトに電気を送るコードなので細いコードでは異常発熱する恐れがあります。)
III型のノーマルスイッチは、スイッチ根本からカプラまでの長さが約66cmなので、それを基準にご自分のハンドル位置を勘案して延長する長さを決めてください。
先ほど黒白コードは使わないと言いましたが、この黒白コードは細い(たぶん0.5sq)ので、ここで白コードを延長するコードとしては使わない方がいいと思います。

ちなみに余談ですが、ここの白、赤黄のコードが合流している理由は、ヘッドライトを常時点灯させるためだと思われます。
III型の場合、ヘッドライトを常時点灯させるとなるとリトラクタブルヘッドライトの意味がなくなってしまうので、この辺のコードを加工する必要があるのです。

次に先ほど延長したコード以外の全てのコードを延長しますが、110型4極カプラから約29cm延長すればだいたいノーマルのコードと同じになります。
アップハンドル等、ノーマルのハンドルよりも長い配線が必要な場合は、この配線を適宜延長してください。
III型の場合、ハンドルスイッチから伸びるコードと、メインハーネスとの接続位置が燃料タンクの下にくるので、多少コードが余ってもフレームに結束しておけば邪魔になりません。

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コードを延長する場合、赤黄、白(最初で切り分け延長したもの)、緑、黄のコードは、ヘッドライトに電気を供給するコードなので、1.25sq程度の太さのコードを使って延長しても良いかもしれません。その他のコードは0.75sq程度のコードで十分だと思います。
コードを延長したら、全てのコードの端の長さを切りそろえ図のように110型9極カプラに差し込んでください。
あまった赤黄、白(最初で切り分け延長したもの)のコードには丸ギボシを取り付けてください。また、黒コードは同じものが2本ありますが、どちらに挿してもOKです。

左ハンドルスイッチのコードは燃料タンクの下でメインハーネスとつながっているので、燃料タンクを外し、ノーマルの左ハンドルスイッチの代わりにここで製作したハンドルスイッチに交換してください。

なお、丸ギボシ端子は
赤黄 → 黄白
白(最初で切り分け延長したもの) → 青白
に取り付けてください。

燃料タンクを取り付ける前に、一度動作テストをしてることをお薦めします。

 

 

XJR400 左ハンドルスイッチ【タイプ2】


次に【タイプ2】の工作方法について記載しますが、基本的には【タイプ1】と同じです。
【タイプ2】で違うのは最初の配線加工と、110型9極カプラ内の端子の配列の2点です。

ヤフオクで落札したXJR400R2(平成12年式、車台番号4HM-120***)の左ハンドルスイッチです。
XJR400R2と他のXJRとではスイッチボックスの形状が違いますが、なぜかパーツリストでは部品番号は全部一緒になってます。なんででしょうか?(^-^;
この辺がまだよく分からないのですが、同じ型番のバイクでも生産時期によってスイッチの形状が違う場合もあるということでしょうか??
メインハーネスは同じ部品番号なんで、カプラ内の端子配列は一緒なんでしょうけど、修理だしたら別の形状のスイッチボックスが付いてくるってこともあるのかもしれません。

見てのとおりゼファー系のハンドルスイッチと酷似しています。

型式:4HM7
部品番号:
4HM-83969-10 スイツチ,ハンドル 5(左スイッチ)
4HM-83975-00 スイツチ,ハンドル 2(右スイッチ)

コードの切り分け

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この左ハンドルスイッチの保護チューブをはがすと上写真のように 3=1 とつながっているコードがあります。

このコードのうち、赤白のコードを上写真の位置で切り分け、別に用意した1.25sq程度のコードで延長してください。
あとは、配線コードを使って必要に応じて各コードを適宜延長してください。
III型のノーマルスイッチは、スイッチ根本からカプラまでの長さが約66cmなので、それを基準にご自分のハンドル位置を勘案して延長する長さを決めてください。
コードを延長する場合、赤黄、赤白(切り分けて延長したもの)、緑、黄のコードは1.25sq程度の太さのコードで延長してください。その他のコードは0.75sq程度のコードで大丈夫だと思います。

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各コードを延長したら、左図のように110型9極カプラに通します。
残った赤黄と赤白のコードは、
丸ギボシ(雄): 赤黄 → 黄白
丸ギボシ(雄): 赤白(最初で切り分け延長したもの) → 青白
・・・としてそれぞれ車体のメインハーネスに接続してください。

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